名古屋の地で、幻はついに具現化された。
11月に入り、気温も徐々に下がってまいりました。体調管理が難しい季節ではありますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。10月中旬に発症した風邪を先週まで引きずっておりました、遊佐こずえ担当「ぷろでゅーさー」のしずなみと申します。
さて、早いもので「アイドルマスターシンデレラガールズ」の7thライブの名古屋公演から、一週間がたちました。またあの幸せ空間に戻りたくて仕方がありません。きっとあの場に居合わせた多くの方が同じ気持ちなんじゃないかと思います。
一週間たった今でも、あの素晴らしい舞台の感想をアウトプットしたい気持ちが抑えられません。遊佐こずえ担当Pになってから、名古屋公演に至るまでのクソデカ感情を垂れ流すために、珍しくブログの更新をしたいと思います。
この記事には、いわゆる「お気持ち表明」というものが一部含まれています。悪口とかは多くはないですが、いつもみたいに量も内容も軽い感じの記事ではないので、そういうのが好きな方には少々期待外れかもしれません。ただ自分の気持ちを整理するために、自分語りをするだけの記事です。あといつも通りですが、本題に至るまでの前置きがクソ長いです。ご了承ください。
twitter( https://twitter.com/4zna3 )までどうぞ~☺ブログにコメントしてもいいですけど、あまり見てないので多分反応遅くなります。
まえがき 遊佐こずえ担当になった経緯
私はiOS版がリリースされた頃、つまり2015年9月あたりにデレステを始めたのですが、これといった推しも見つからず、3か月ほどプレイしたのちにほとんど触らなくなってしまいました。今思えば、大変もったいないことをしたものです。
それから時は流れ、私が遊佐こずえ担当ぷろでゅーさーになったのは2017年10月5日のことでした。なぜ覚えているのかというと、単純に友人の誕生日だからです。
その日の少し前あたりから、デレステの再開を強要されたので、私は仕方なく自分の端末にデレステをインストールしました。古いAndroid端末からの引継ぎという形です。アリス・カータレットや絢瀬亜里沙などのゆるふわ金髪の子が好きだったので、「このゲームの中にそのような子がいたらまあやってもいいかな。」くらいの軽い気持ちで始めました。フォロワーからいろいろな子を勧められましたが、不思議なことにどの子もいまいちピンときませんでした。今となってはどの子もかわいらしいと思うのですが、当時の私にはそれがわからなかったのです。そんな中私の目に留まったのは、たまたま手持ちの中にいたこの子でした。
手持ちを見たらこの子推せるわ pic.twitter.com/m79zESgfeF
— おはかだよー。 (@4zna3) October 5, 2017
おそらくめったにログインしていなかった時期に、たまたまログボで集まった石でガシャを回して、たまたま手に入れていたのでしょう。私のアイドル一覧には、2枚ほど彼女の初期Rカードがありました。完全に見た目で選んだ感がありますが、本当にひとめぼれ*1でした。新しい出会いに喜ぶのも束の間、私には残酷な現実が立ちはだかるのです。
衝撃!遊佐こずえは音MADの素材にならない
どうして……どうして喋ってくれないの…… pic.twitter.com/CpCDsLEk90
— おはかだよー。 (@4zna3) October 5, 2017
はい。声がないんです。こんなにもかわいいのに、なぜ……?まあ、ほかの子に比べると知名度が低いので仕方ないです。アニメにも一切出ていませんしね。
今でこそ私は普段からしつこいくらい遊佐こずえのツイートをしているため、私のTwitterをフォローしている人にはそこそこの知名度を誇るとは思います。しかしそうでない人だと、オタクであっても知らない人が多いのではないでしょうか。
声がないのは大変悲しい問題ではありますが、総選挙で属性3位以内に入ればボイスがつくと知るまでそう時間はかかりませんでした。そして幸いにも、私がぷろでゅーさーになった頃(=第6回総選挙後)には、彼女はゲーム内で行われる総選挙で全体50位以内に入っていました。その頃から、私は彼女に声をつけるために日々努力をすることになります。
主に以下のようなことをやりました。
- 総選挙の投票券を手に入れるためにモバマスを始める*2
- 「#遊佐こずえ声付帯事業推進委員会」なるよくわからんタグをつけてツイートをする
(途中からつける必要がないことに気づいたので、今はやってません。) - ボイスなしアイドルなのに音MADを作る
( https://www.nicovideo.jp/watch/sm32761647 ) - 様々な方面の知り合いに「総選挙では投票をお願いします」と頭を下げる
- 過去の総選挙から、どのようなアイドルがサプボの有望株となりうるのかを探る
すごくいろいろやっていますね。サプボ(=総選挙以外でのボイス付与)でも総選挙でも何でもいいから、彼女の声を聴きたいというのが私の気持ちでした。音MADの素材にするとかしないとかそういう問題ではなく、ただただ彼女の声が聴きたかったのです。
そこで迎えた昨年の第7回総選挙。この総選挙からデレステでも投票ができるようになり、ボイスなしアイドルが不利になるのではという噂が囁かれていました。私も前年より順位が下がるのでは予想していました。ところが周りの方々の大きな支援もあって、意外にも順位を上げる(第6回:29位⇒第7回:24位)ことができ、第8回総選挙への大きな一歩を踏み出すことができました。
ちなみに第7回総選挙(つまり第7回総選挙)の約半年ちょっと後には、白菊ほたる(第7回総選挙で12位)にサプボが発表されました。たとえ担当じゃなかったとしても、やはりボイスがつく瞬間というのは涙が出るほどうれしいものです。総選挙期間中こそ迫り来るほたるちゃんに恐れおののいていた身でしたが、当時Twitterを見ていた私はおめでとうと嬉し涙を流すとともに、うちの担当もいつかこの舞台に立たせるぞという気持ちを奮い立たせました。
ボイス獲得が決定するまで
白菊ほたるに声がついたおかげで、第8回総選挙は、キュート属性声なし1位という大変な好条件のもとスタートしました。ただ、私はキュート属性で総選挙で声をつけるのは難しいことだと知っていたので、非常に厳しい戦いになるだろうと思っていました。今年声をつけるのはさすがに無理だと思うので、来年のために爪痕が残せたらなあ……くらいのイメージで総選挙に挑みました。
当時やったことは以下の通りです。
- 「モバマス」でプロダクションを設立する
(詳しくは⇒ http://4zna3.hatenablog.com/entry/2019/11/04/215611)
- ダイマ募集ツイートにダイレクトマーケティングを投下
- 総選挙ポスターの作成
- 同人誌を作る(こずえ…どぶろくつくるー)
- 様々な方面の知り合いに「総選挙では投票をお願いします」と頭を下げる
- アイコンを花にして、様々なこずえ関連のツイートをふぁぼる
こずえPは、遊佐こずえがなんなのか正直分かっていません。「かわいい」「天才」以外に話すことはあまりないです。彼女自身が謎に包まれすぎているからです。よって北条加蓮Pのように「ポテト食おうぜ!w」みたいなことや、インターナショナルなナターリアPのようにスネークに頼み事*3もできません。「にんじんがきらい」「おんせんたまごがすき」くらいの情報はありますが、他のプロデューサーにも分かるくらいのシンボルを彼女は持っていないのです。この手の「楽しそう」なダイレクトマーケティングという点では不利です。頭を抱えるしかありません。飛び道具に頼ることができないため、基本的に地道な宣伝活動を強いられたのです。
ナターリアPがスネークになった日あたりから、他のPもアイコンがおかしく(?)なってきました。我々こずえPも何かせねばという焦りを抱き始めましたが、結局「アイコンを花の画像にする」というなんとも無難な選択肢に落ち着きました。お花はこずえちゃんのイメージにぴったりです。あまりに突飛すぎるアイコンになるのも彼女らしくないよねって感じだったので、いいラインだったと思います。そして「こずえちゃん関連のツイートを見つけたらふぁぼって、ふぁぼ欄をお花畑にしよう!」なる企画……というよりはムーヴメントが出てきました。「ふぁぼしすぎやうっせえよ!」みたいな人も中にはいたとは思いますが、総選挙期間中ということもあり、全体的には好印象だったように思われます。こずえちゃんらしいかわいらしい動きで、私としても参加もとい便乗してよかったと思っています。
以上のような努力のおかげかは分かりませんが、私の予想に反して中間発表では総合8位に躍り出ました。そのしばらく後にはガチャブーストまで味方につけてしまいました。この前(総選挙の3か月前)Rの新カードが来たばかりだししばらくは担当に新カードは来ないだろうと思っていたのですが、SRとは思いもよりませんでした。遊佐こずえには追い風しか吹いていませんでした。強いて言えば、「この子には声がつきそうだからほかの子に投票しよう」というアンダードッグ効果からくる流れくらいでしょうか。基本的にはバンドワゴンに乗りまくっていました。私もガチャブーストが来たあたりから安心感しかなかったです。属性3位以内はほぼ約束された未来だったのです。
総選挙後
結果発表と、今後確約もしくは期待される展開
遊佐こずえは総合4位、属性1位を獲得しました。びっくりです。発表を見たとき、6位に志希にゃんが出たときは「え……なんで……まさかダメだった……!?」と思いました。びっくり。
そんな不安をよそに、こずえちゃんは総合4位。本当に、びっくりです(語彙力)。当時からクズ人間だったので朝起きたら12時だったのですが、寝起きでこの発表を見てもうびっくりでした。会社の同僚からも「おめでとう」などと声をかけてもらえて大変うれしかったです。
思えば、第8回総選挙では、総合1位を獲得しうるキュート属性アイドル候補が皆無でした。
中間発表・ガチャブースト・前回までの総選挙の実績・ボイスありアイドルで総合1位の候補がいないという好条件がそろっていたのです。もちろんこれでも属性1位になるのは非常に難しい戦いになるものです。しかし、様々なサポーターからめちゃくちゃ応援を受けていたこずえちゃんは、手ごわいライバルのディフェンスをかいくぐり、無事にゴールキーパーのいないゴールに突っ込むことができたのです。属性3位以内に入るのは分かっていましたが、まさか志希にゃんとまゆの二人を抜いてしまったのは、運がめちゃくちゃよかったとはいえ驚きでした。
そんなこずえちゃんに約束されたご褒美は、以下のとおり。
以上は確約されているものです。確約されていないものだと、以下のようなものが期待されます。
そもそもこずえはボイスなしの割に、活躍場所にはたいへん恵まれた子でありました。モバマスで実装されたSRは全て強いため実用性は抜群、少し前に実装された[マーチング☆トーン]遊佐こずえ以前のSRは全て限定なので、相対的に戦力として弱くなっても依然として高値で取引されています。SRの実装がなかなかされない子もいる中でこの待遇なので、本当にありがたい限りです。
デレステにおいても、声無しで4種類目*11のカードが出たのも、SSRが実装されたのも、彼女が最初の部類です。ここ2年弱はSR含め全く音沙汰がないのがアレですが、声がなかったので仕方ないのかなあと思います。声がついたらこの状況も打開されていくのではないかなと期待しています。
総選挙の効果はまだまだ始まったばかり。これから時間をかけて様々なイベントが起こることでしょう。例年、総選挙でのご褒美なんてこんなもんです。第7回総選挙で声がついた子らの動向を見るに、総選挙の年の7月末頃から翌年の8月頃までご褒美は続きます。あまりに一気に供給が来ると死んでしまいかねないので、これくらいじわじわと長続きさせて貰えた方が個人的には嬉しいですね。逆に言えば「総選挙で頑張ったのに全然恵まれてない!」と文句を言うなら、来年の今頃にしたいです。このコンテンツで性急な判断をすると、毎回手のひら返しをすることになるって何度も学んだので……。今年声がついた同期の皆さんも、例年の新ボイス組の待遇なんかを調べてみると、案外幸せになれるかもしれません。今はまだ総選挙のご褒美の進みがゆっくりにも見えるかもしれませんが、毎年こんなもんです。
ボイス実装
2019年8月15日15時のことです。仕事をさぼってゴロゴロしている僕のもとに、ついにボイス実装の情報が入ってきました。「明日お前の担当にボイスが実装されるので、せめて棺桶くらいは用意しておきなさい」とのこと。え!?!?!?!?うそ!?!?!?!?!??!?!?マジ!?!?!?!?!?!?!?!?って感じでめっちゃ喜びました。その日は夜も眠れました。会社でも寝てますからね。
背景が灰色のところは昔のちょっと暗い感情を書いてたり書いてなかったりするので、読みたくなければぜひ読み飛ばしてください。
翌日も普通に会社に出勤し、その日の15時にこずえちゃんに声がつきました。しかし、ここでちょっと不穏なものを感じることになります。いつも通りとりあえず
もちろん、最初の声がなんか違うというのは、このゲームでは大変よくある話です。しかも担当アイドルであれば、思い入れが強いだけになおさらです。そんな「嬉しいけど、今はまだイメージとだいぶ違うし今後改善されるかどうか不安」という私の複雑な気持ちを最も適切かつシンプルに表現しているのは、以下のツイートではないでしょうか。
一度声優が決まったら、変更するのはほぼ不可能です。そのため、当時は消極的な理由とは言え、声優を変えてくれなんて言う気はさらさらありませんでした。当時願っていたことはただ「花谷さんが心身ともに健康でい続けるという大前提のもと、遊佐こずえ役として成長して僕を含めたみんなを納得させること」です。私は花谷さんの演じる次のこずえを見たかったのです。彼女はプロである以上、時には批判されることもあるでしょう。しかし、同時に17歳の若き一人の人間でもあります。あまりに変に叩きすぎると、心身のいずれかもしくは両方に不調を来すかもしれませんし得策だとは思えませんでした。心身が健康でなければ成長も望めませんからね。
理由は何であれ、私には「花谷さんに遊佐こずえを演じてもらいたい」という気持ちがあったので、ニコ動にアップロードされた初ボイスの動画が荒らしコメント多数で削除されてしまったことはとても悔しかったです。とある声優が「イメージボイスに挑戦!」などと言い、勝手に声を当てていたことには「オーディションで勝ち抜いてすらいないのにそんなことをするのは冒涜だ」と怒りすら覚えました。今まで応援してきた子が、こんなにもつらい思いをしているのは見ていられるものではありません。
このような状況下ですから、花谷さんはきっと私以上に不安だったと思います。残念ながら一般的なオタクおじさんである私が花谷さんの本心を知る由もありませんし、勝手に気持ちを想像するのも失礼な話かもしれませんが……。
頑張ってきた結果こうなってしまったのは、大変運が悪いことでした。嫌なら担当を降りるという選択もあったとは思いますが、2年近く全力で応援し続けてきた子を見捨てるなんて、とてもじゃないけどできません。私は見限るにしても、1年間は様子を見ようと強く決意しました。これは、ただのゲームごときに全力を注ぎ、声をつけるために努力してきた者としての責任だと思ったからです。あ、もちろんこれはあくまで個人的な意見及び意思なので、「あなたはこうなるべきです」とか言うつもりはないですよ!
表ではあまりネガティヴなことは言わないようにしていたのですが、心の中ではやはり「この人で本当に大丈夫なのか……?」「声より顔で選ばれたのでは……?」「総選挙を頑張らないほうが幸せだったのでは」と疑ってしまったことが何回かありました。そもそも「私が」ではなく「私を含めたみんなが」総選挙を頑張ったから声がついたわけでありまして、最後の疑念はその時点で的外れもいいところです。他の二点についても、今思うとひどいもんです。
さらに、通勤中や皿洗い中に担当の声を聴く機会も少なくなってきてしまいました。もちろん完全に解釈一致している部分も、そうではない部分もあったので、なかなか聞くのに勇気が必要だったというのは理由の一つです。それに加えて、花谷さんの声がブラッシュアップされた時に改めて本気で喜ぼうと思っていたのもあります。
なお悪いことに、花谷さんには十分な情報がありませんでした。事務所のウェブサイトを見てもサンプルボイスなんてものはありませんし、過去に演じた作品も多くはありません。彼女の演技する声が一切わからないので、本当に未来が明るいかも暗いかもわかりませんでした。私はとあるコンテンツを通して幼女キャラを演じる難しさを知っていた*13ので、本当に先が見通せない毎日でした。
そんな風に大変な時期があったのですが、転機となったのが佐城雪美ちゃんのボイス実装(2019年9月24日)です。雪美ちゃんのボイスを聞くのもちょっと怖かったのですが、かなりの完成度で大変びっくりしました。先述のこともあって、当時は祝福の言葉をかけられるか少し不安でしたが、そんなものは杞憂に終わりました。総選挙を共に戦い抜いてきた仲間につよいボイスがつくのは、やはり頼もしいものです。頭の中には即座に祝福の声が。嬉しすぎてガシャまで回してしまいましたが、悲しいかな大敗北に終わりました。
担当声優が中澤ミナさんだと知るや否やサンプルボイスを聞きました。サンプルボイスは低めの声のキャラクターがメインだったような気がします。この時点で「声の高低ではなく慣れの問題*14なんだ」という気付きを得ました。ここまで来ればもう安心です。万年吹雪く雪国から続く長い長いトンネルの先には、日差しがすでに見えていました。出口はすぐそこです。
ボイス第2弾
佐城雪美ボイス実装の2日後の9月26日のこと。初期ノーマルとSR[マジカルエンジェル]遊佐こずえにボイスが実装されました。恐る恐る聞いてみたのですが、感想は下のような感じです。
こずえちゃんの声は脳内ボイスとはだいぶ違ったけど、これはこれでよさがあるし脳内ボイス吹っ飛んだわ。花谷さんありがとう……。なにも思い残すことはない。最初と比べるとだいぶよくなった……😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭
— おはかだよー。 (@4zna3) September 26, 2019
確かに自分の想像していた声とはちょっと違いました。とはいえ、最適解は必ずしも自分の中にあるとは限りません。花谷さんの声は、すでに遊佐こずえの声になっていました。たったの40日で人間はここまで成長できるとは……。この声を聴いた他担当Pからも「めちゃくちゃこずえちゃんっぽくなってるじゃん」と言わしめたので、もうこちらのものです。私たちの冬の時代は、これにて終焉*15したのです。花谷さんはこれからもどんどん遊佐こずえというアイドルを掴んでいくでしょうし、その度にぷろでゅーさー達を癒していくに違いありません。「今後に期待」という言葉も、一時期の「今後良くなると……いいな……」という意味ではなく、「次はどんなこずえちゃんを見せてくれるのか楽しみすぎる」という明るい意味での期待に完全に変化しました。通勤中に担当の声を聴いて一日の活力にする
花谷さんの演じるこずえちゃんの声が癒しでしかなかったので、以下のような音MADまで作ってしまいました。不眠でお悩みの方などはぜひお使いください。
さらにありがたいことに、その後のデレパでのコマーシャルやデレステでのボイス実装でも、花谷さんの声はさらにこずえらしさに磨きをかけています。今後の花谷さんとこずえちゃんの活躍から目が離せませんね!
ハツライブ!
舞踏会への招待状
千葉公演の2日目(2019年9月4日)はLV参加だったのですが、担当が名古屋公演に出演する旨が発表されたときは、嬉しすぎて顔からありとあらゆる液体が出そうでした。その時には既に名古屋の両日分のチケットを確保していたので、狂喜乱舞というレベルではありません。かろうじて人の形を保てていたかどうかすら心配です。私はただただ、じっと画面を眺めて涙をこらえることしかできませんでした。「え!?!?担当がライブに出るってマジ!?担当アイドルってライブに出るの!?!?」ってびっくりしてしまいました。今まで担当アイドルは声がないものという考えが嫌というほど刷り込まれていたので、これには呆然とするばかり。「声がついたという実感がまだないのにライブに出るのか!?!?」と完全に思考が追いついていませんでした。当時はまだこずえちゃんの声に馴染んでなかったとはいえ、お前の担当にはもう声がついてんだぞ!!!!!ちゃんと出るから安心しろ!!!!って感じですね。
確かにうれしかったんですが、やはり人間というものは頭が悪いです。この2年間ずっと「うちの担当は声がついていないしライブにも出てこない」という考えだったためそう簡単には認識を改められません。この感覚は花谷さんの声を喜んで聴けるようになってからも続き、名古屋公演が始まっても「まあいつも通り、担当は今日もライブに出ないだろう」と思い続けることになりました。
迂回する南瓜の馬車 動かない時計の針
実感がないとはいえ、心理的な不安はもはや全くありませんでした。そういう意味で万全な状態*16になって1か月半後に迎えたのが、担当の初ライブこと「アイドルマスターシンデレラガールズ 7thライブ名古屋公演」です。ライブのために泊りがけの旅行をするのは初めてでした。
私のTwitterをフォローしている方はお分かりですが私は旅行が大好きです。やはり遠出するならついでにどこかに寄らないと気が済まないと思いました。東京の会社をダッシュで退勤して即座に新幹線で富山に滞在、翌朝岐阜県の下呂市を経由し名古屋に向かう特急列車に乗るという計画を立てていました。富山なんて晩飯食う時間しかありませんし、下呂の滞在時間に至っては3時間です。頭が悪い。
まあ旅行の詳細に関しては、今回のブログと直接関係がないので省かせていただきます。
時速200km超の全席指定の南瓜の馬車*17に乗ったおかげで、心理的な時計の針は一気に会社から離れました。一方で、ナゴヤドームにはなかなか時計の針が近づきません。当たり前だろバカか???????名古屋公演前に頭の悪い行動をしてしまったせいで、「担当がライブに出演するのか」以前に「そもそもライブをやるのか」という実感すらなくなってしまいました。いったい自分は何をやっているんだ。
そんな私が名古屋駅に到着したのは、開演の1時間50分前でした。急いで駅付近のローソンで名刺を受け取り、荷物をホテルに置き、ナゴヤドームに着いたのは開演10分前。連番者に急いでチケットを渡し、無事に担当の初ライブに漕ぎつけました。
つい4時間前まで下呂で温泉に浸かっていたいた私です。いきなりこんな大都会に下ろされて頭が追いつくはずもありません。ライブ会場に着いてもあまり思考回路が追いついていなかった感じがします。
時計の針がまだ進み切っていない私を迎えるのは、豪華なステージ群でした。
初めてアリーナ席に座った私。目の前にあるのは、大きなセンターステージ。その上には今まで見たことないほど大きいミラーボール。センターステージからは四方に花道が伸び、それぞれの花道の先にサブステージがついています。
これを目の前にしても、私はまだ、「担当は今日もライブに来ない」と暢気なことを考えていました。来るって言ってんだから来るんだよ。
しばらくはいつも通りライブを楽しみました。
そして、私の担当は目の前に現れました。
魂「ふわぁ……」
私はそんなに音楽を聴くタイプではないので、デレマスの音楽もすべては把握できていません。話題になった「もりのくにから」も前日に初めて聞いたというレベルです。まあ知らない曲でも楽しめてしまう質なので別にそれがダメだとは思っていません。ただ、聞き覚えがない曲がたくさんあると、反応が遅れてしまうことだってあります。
聞き覚えのないメロディが聞こえ、次は何色のペンラを光らせようかと考えていた時のことです。突然連番者が「見て!」という感じの動作ののちUOを渡してきました。何かわからずメインステージ上方のスクリーンを見上げる私。そこには
他でもない、私の担当アイドルの名前が書いてありました。曲の名前は「夢をのぞいたら」。
あ……
今まで遅れに遅れていた時計の針は、急に正しい時刻を指し示しました。こんな時差ボケのような状態で頭が動くでしょうか。動くはずもありません。今までの私の担当アイドルは、とても声が小さかったんです。デレステのホーム画面でつついても、声は聞こえません。コミュで喋る声も、プロデューサーと全く同じでした。
それが今、彼女自身が、彼女自身の声で歌っています。それもはっきりわかるほどに。
次の瞬間、UOを折りながら私は叫びました。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しばらくは上の空になり、静かに涙を流しながら虚空を眺めることしかできませんでした。
幸いにも途中で意識を取り戻し、ステージ上の花谷さんの位置はどこかを探し始めました。彼女はめちゃくちゃ遠い位置*18にいました。普段なら画面を見るところだと思いますが、完全に彼女の姿に釘付けでした。ろくに見えもしないのに。顔はおろか、性別や年齢すらわかりやしません。それでも、彼女から目を離すことはありませんでした。意識さんは再びお亡くなりになったのです。
彼女がステージを降りるまで、私の意識が戻ることはありませんでした。何も覚えていません。恥ずかしながら……。渡されたUOを無心で折るだけの機械と化していました。
聞くところによると「(服を用意してくれて)ぷろでゅーさー、えらいねー……。」と言ったらしいですね。
このセリフ、普通の人が思いつけるレベルじゃないです。私でも無理です。自分の同人誌を見返してみたら「ありがとう」って普通に言ってました。めっちゃやむ……。
やはり、こずえちゃんなら「ありがとう」より「えらい」のほうが似つかわしいです。
遊佐こずえの解釈に関しては、この時点で花谷さんのほうが上になっているのです。私は完全に敗北を悟りました。
彼女がステージを降りた後も「さよならアンドロメダ」の歌詞で泣き、「青空エール」が流れるまでは腕を組んでさめざめと涙を流すしかありませんでした。ありがとう花谷麻妃さん。ありがとう遊佐こずえ……。
ライブ後こずえPの集まりに参加、その帰り際に「こずえ OR @存在しないID」でTwitter検索*19しました。
そこにはナターリアと遊佐こずえの演技を絶賛する方々の姿が。3か月前には夢にも思わなかった光景です。そりゃ非担当Pに強制的に声を聴かせるイベントなんて、ライブしかありませんからね。そのような場で、多くの人に最適解が提示されたのです。3か月前にボイスを聴いて疑問を抱いた人にも、最初から「いい声だ」と評価した人にも、そもそもその日まで聞いたことがなかった人にもです。花谷さんの努力が正しい方向に進み、大きな実を結んだことがこの上ない喜びでした。自分で語っておきながら、お前は本当に花谷さんの何なんだよって感じですけど……。
夢をのぞいたら、具現化された幻が見えた
1日目は記憶を失ってしまいました。DJ KOOが出たことくらいしか覚えていません。今日こそしっかり担当の姿を目に焼き付けるぞと思いながらナゴヤドームに臨みました。
担当が歌う曲はもう昨日予習済みです。総選挙のご褒美として大変いい曲でしたから、いつでもUOを折る準備はできています。手元には10本もUOがあります。昨日叫んだことを隣のプロデューサーに謝ったところ「え?なんかあなた悪いことしました?」って言われて恥ずかしい思いをしたので、心のタガも外しておきました。昨日とは違って最強のぷろでゅーさーになっています。余裕すぎます。
昨日聞いた曲が流れます。
ダ メ で し た 。
「きたきたきたきたきたきたきたきたきたきたあああああああああああああああああ!!!!!!」
我を忘れて叫びました。既に手には、折られたばかりのUOが煌々と光を放ちます。
この日も花谷さんのいるサブステージは大変遠かった*20です。しかもダンサーさんの陰に隠れています。それでも私の心の目にははっきりと花谷さんの姿が見えました。
私は椅子に倒れてしまいました。
全ての神経を目に使ってしまい、足の筋肉を調整する気にもならなかったのです。
普段無意識にやっている動作ができなくなったことは過去にそうありません。
視神経にすべてを集中させていたおかげか、花谷さんが物理的に見えないことには気づくことができました。
センターステージ上の画面を見ることにしたところ、私の目には信じられないものが映っていました。
これは、幻でしょうか。
今までステージに絶対上がることはないと思われた担当アイドルの姿が、花谷さんに完全に重なっていたのです。
歌声はもちろんこずえちゃんそのものでしたが、所作の端々までもがそうでした。
しかも、歌がめちゃくちゃ上手い。
3年前と比べて歌が上達しただけでなく、キャラクターの声で歌えているのが本当に驚きでした。
花谷さんの無限の可能性を感じ、私は再び涙を流すことになるのでした。
花谷さんと生田さんが歌い終わった後には、このライブ恒例の乾杯タイムがありました。
話すと長くなるので詳細は省きますが、
「ぷろでゅーさーも、かわいいー。」というセリフがあり、泣きながら
「ありがとう……」と意識を失いかけながらも全力で答えました。
今になって考えてみれば、このセリフも常人に思いつくものではありません。
「夢をのぞいたら」が終わっても、遊佐こずえはステージ上にちゃんと存在していました。
幕間の後、その日も「さよならアンドロメダ」が流れました。
私は暖かい思い噛みしめつつ、その場で腕を組んで立ち続けました。
そうしないとまた泣いてしまいそうだったので、気分を落ち着かせたかったのです。
足元には、虫の息となったUOが8本転がっていました。
8つの熱狂と努力と感動の軌跡は、先ほど見たものが幻ではなかったことを物語っていました。
名古屋で夢をのぞいたら、具現化された幻の姿が見えたのです。
ん?UOが8本折れてる……?
DJ KOOに使うUOもうないやんけ!!!!!!!!!!!!!!!!
あとがき
あとがきと言いますかなんと言いますか、とりあえずいろんな方面に感謝と謝罪を述べたくなってきたので、この場に記させていただきたいと思います。
私がプロデューサーになる以前から仲良くしていたフォロワーへ
ちょくちょく不安を口にして、心配をさせてしまい申しわけありません。
今は最高に幸せです。担当に声がついていなかった時から、あなたがたは私の心の支えでした。これからもよろしくお願いします。
知り合いのこずえPへ
僕はなんやかんやで冷めてる人間なので、度々場の空気を乱してしまうことがあったかもしれません。あとツイートめっちゃ多いのでうるさかったんじゃないでしょうか(震え声)
それでも私を見捨てることなく共に冬の時代を耐え抜いてくれたのは本当に嬉しかったです。
これからも総選挙でこずえちゃんをなるべく上に持っていくべく、がんばりましょう!声がついたらどうしても順位が下がりがちなので、次回は圏内入りもちょっと厳しいとは思いますが、いつか圏内に返り咲いてやりましょう!
花谷麻妃さんへ
顔もいいし声もいいしで全部好きです。
一時的とはいえ、少しでも疑ってしまったことを、申し訳なく思っています。
おこがましい話ではありますが、この罪悪感は今後全力で推してゆくことで償うつもりです。
ナゴド2日目の最後の挨拶にもありましたが、遊佐こずえの声優として自信をつけてもらえて本当に心が救われました。
安っぽい言葉しか綴ることができず、自身の語彙力がないのを悔やむばかりではありますが、今後とも末永くよろしくお願いいたします。
ずっとついていきます!
遊佐こずえ担当ぷろでゅーさーは、世界一幸せなプロデューサーです。
あとがきがめちゃくちゃしんみりしちゃってなんかこのブログらしくないのでとりあえず〆のラーメン的なもの!!!!!
リアルの知り合いへ
こんな気持ち悪いオタクでごめん!!!!!!!!!
え?前から知ってました……?あ、そうですねハイ……。いや、まさか自分もライブで泣くことになるとは思ってなかったんです!!!!!!
この恥ずかしすぎる文章、普通に友達に見られてそうな気しかしないし恐ろしすぎる……。
*1:別に恋愛だとか嫁にしたいとかいう意味のひとめぼれではないです。ひたすら孫みたいに可愛がりたい。
*2:当時はデレステでは総選挙に参加できなかった。前時代的なポチポチゲーム「アイドルマスターシンデレラガールズ(通称モバマス)」のプレイは、総選挙参加のためには必須でした。なお私が総選挙に参加する年から、デレステでも投票可能になった模様。
*3:ナターリアとスネークにめちゃくちゃ関連があるみたいな言い方をしてしまいましたが、強いて言えば「外国」「人」という共通点があるくらいで、ナターリアとスネークにはほぼ全く関係がないです。こんな飛び道具を持ってくる海外Pの行動力には脱帽ですね。
*4:報酬となるアイドルはこの中から選ばれます
*5:過去のカードに「(台本を)ぜーんぶよめるよー…ふわぁ…」というセリフがあるため、担当Pには知っている人がそれなりにいた
*6:最近は声があろうがなかろうが2周目SSRの実装がされるみたいです。以前は声ありの特権みたいな感じでしたが、個人的にはとてもうれしいです。
*7:橘ありす・結城晴・遊佐こずえ・佐城雪美・的場梨沙
*8:森久保乃々・関裕美・遊佐こずえ
*9:いわゆる「ゆきこず」。こう見えて実は非公式ユニット。なかなかいい組み合わせだと思うので公式化に期待しています
*10:最近出たばかりなので、CDに出るのはおそらくだいぶ先です。単行本化が結構のんびりなので、気長に待ちましょう
*11:特訓前後は同一とみなす。4種類目のカードは2018年2月のスシローイベント。
*12:以下URLを参照 https://www.nicovideo.jp/watch/sm35945328
*13:このコンテンツでは一時的に幼女になっただけで、常に幼女を演じていたわけではなかったので上手くなくても特に問題はなかった
*14:当然そこは人によると思いますが、当時は何としてでも安心をしたかったんです
*15:公式からの供給が運悪く途絶えてしまうこともあるので、あくまでも一旦終了って感じではありますが
*16:体のほうは、バンナムフェス後に発症した風邪を原因とする咳喘息が治っていなかったので、万全ではなかったです。とはいえだいぶ治ってたので、コールができない以外はライブを楽しむことができました!
*18:角度で言えばだいたい135度って感じなので、本当に遠かったです
*19:ツイ廃こずえPの日課です。我ながら限界すぎるけどやめられない……。
*20:角度にして90度ほど